相手の気質を見分ける

 かかわる相手の気質を見分けることはとても役立つ。内面がわかれば行動を予測できるからだ。
憂うつなタイプは悪いほうに考える傾向がある。悪口をたたく人は中傷に敏感だ。不幸は、良いことを期待できない人をみつけてやってくる。感情が激しく高ぶりがちな人は理性を保って話ができず、真実ではないことを話すかもしれない。
顔色を読み取る術を身につけよう。顔には本心があらわれる。ひっきりなしに笑っている人はみんな浅はかだし、うわさ話が好きな人は単なるおしゃべりか詮索好きかだから避けよう。醜い人は、自然の仕業だと思っているため、自然に文句を言ってけなしがちだ。こういう人に期待してはいけない。
また、美しさと愚かさは表裏一体であることが多いことを知っておこう。

相手の短所に目をつぶらない

 知性をはたらかせて、悪いことを見抜こう。たとえ相手が錦をまとい金の王冠を戴いていてもだ。立派な外見も、人間の弱さを隠すことはできない。
仕える相手がどれほど立派な人でも、すべて言いなりになりのはごめんだ。地位が高いからという理由で相手の短所に目をつぶってはいけない。また、その欠点を真似してもいけない。なぜなら、地位の高い人であれば多少の愚かなふるまいも見逃されるかもしれないが、それを一般人が真似したところで、こちらの場合は見下されるのがオチだからだ。
"「馴れ馴れしい」人は、こちらをこじ開けようとする。「親しみやすい」人は、自分をまず開く。その違いは大きい。"


引用元
とにかく寛容になる。寛容というのは、常識的に許せない、倫理的に許せないことを、感情的には許せないまま、それでも許すということ。そうでなければ、多様性が生まれない。
引用元

高峰秀子

動じない
求めない
期待しない
振り返らない
迷わない
甘えない
変わらない
結婚
怠らない
二十七歳のパリ その足跡を訪ねて
媚びない
驕らない
こだわらない

目次 [高峰秀子の流儀/斎藤明美]より



この生き方って、経済的土台が盤石な人しかやっちゃいけない気がする。
貧乏人がこれをやると、行き着くとこは絶望かも。
こうありたいけれども。2010/07/19

回復には安全な環境と人間関係

 今日は、安全ということについて考えてみましょう。
どのような病気であっても、たとえば体の病気、精神の病気、

不必要な人間関係に、さようなら

不必要か必要かなんて、人間関係において選べない。皆いた方がいい気がしてしまう。 2010/07/19

人間関係にけじめをつけることを学びましょう。
ものごとには、終わりがあります。しかし、いままで保ってきた人間関係を終わらせるのはむずかしいものです。
たとえば、友人や夫婦や家族などの間にどれほど虐待が起こっていて、精神的な発達の見られない機能不全な関係になっていても、それを終えることは、なかなかむずかしいものです。
もし、この人間関係を去ると、自分にはほかに誰もいないのではないか、ほかの人にどう思われるだろう、親類に村八分にされたらどうしよう、自分がもう少し努力しさえすれば関係が良くなるかもしれない、自分さえ耐えていれば・・・・などと考えたり、また将来のことを不安に思っていたりして、なかなか決心がつきません。
もし、こういった人間関係が何の役にもたっていなくて害のほうが多い場合、もうすでに死に去っているような関係にしがみついている場合は、思い切って切り離しましょう。
新しい関係を始めるには、まず古い関係を捨て去ることが必要です。
いらなくなった人間関係に、さようならを言いましょう。

量質転化の法則

『量質転化の法則』は物理学の『相転移』に例えるとわかりやすいかと思います。相転移とはある相が他の形態の相へ転移することをいい、たとえば「氷から水、水から水蒸気」に変わるように「ある一点の閾値(しきいち)を越えた瞬間に別の物性(物理的な性質)に変わる」ようなことを言います。
これを努力に置き換えると、「何もしない人がいきなり成功することはありえないが、地道に努力を続けている人は"ある日突然"成功する」といえます。

ただしこのとき、”悪いやり方で量をこなすと、悪い質に変化してしまう”ので注意してください。たとえばゴルフの練習で、自己流の悪いフォームで何度も繰り返して練習すると、間違ったスイングで打つ技術が身についてしまいます。そのときやるべきなのは、「なぜ真っすぐ飛ばないのか?」と考え、レッスンビデオやコーチに教わりながら「どうしたらうまく打てるか?」と試行錯誤してフォームを改良していくことです。

たとえば私の場合、
・ジョギングは長い時間をかけて長い距離を継続して走ることに重点をおき、タイムよりもフォームを重視して正しい走り方を身につける。
・新しいプログラミング言語を覚えるときは、できるだけ多くコードを書き、それから良い書き方(無駄がなく、保守性が高く、パフォーマンスの良い書き方)を身につけていく。
などが当てはまるかと思います。

私はこれらの行動を数値化して目安にしているのですが、占い師さんは自分が占った人数について「数字が気になっているようじゃまだまだ足りないってことです」とおっしゃってたので、私もまだまだですね。

大切なのは、ただ闇雲に量をこなすのではなく「量をこなすためにはどうすればいいか」を考え、さらに「質を高めるためにはどうすればよいか」考えながら努力することです。

■量質転化を狙った成功の5ステップ
1.出来るかどうかはともかくまずはやってみる。
     ↓
2.出来なかったら、「どうすれば出来るのか」方法を考える。
     ↓
3.その方法を試してまだ出来なければ「他に何が足りないのか」また考える。足りないのは努力か?金か?時間か?能力か?運か?
     ↓
4.足りないものを今の自分が持っていなければ、それを手に入れる努力をする。自分の手に入れられないものだったら人の助けを借りることも考える。
     ↓
5.目標を達成したら、さらに大きな目標を掲げて1に戻る。

大切なのは出来ない言い訳をするより、「どうすれば出来るか」を考え続けることです。
成功する秘訣は、この「トライ&エラー」を続けることです。小手先で効率よくやろうとしても表面上うまく見えるだけで築き上げたものが違います。
努力をしている時間は長く
達成は瞬間
しかしその感動の記憶は永遠
福島正伸 ~夢を実現する今日の一言~ より

量が質に転化すると、普通の人は量をこなさなくなります。
天才とよばれるような人は、質に転化したあとも量をこなし続けたのではないでしょうか。

最近ですと、ソフトバンクの孫正義さんなんて量を質に転化させたお手本となる人物ではないでしょうか。この本では孫さんがいかに生活すべての時間を注いで努力してきたかが描かれています。