相手の短所に目をつぶらない

 知性をはたらかせて、悪いことを見抜こう。たとえ相手が錦をまとい金の王冠を戴いていてもだ。立派な外見も、人間の弱さを隠すことはできない。
仕える相手がどれほど立派な人でも、すべて言いなりになりのはごめんだ。地位が高いからという理由で相手の短所に目をつぶってはいけない。また、その欠点を真似してもいけない。なぜなら、地位の高い人であれば多少の愚かなふるまいも見逃されるかもしれないが、それを一般人が真似したところで、こちらの場合は見下されるのがオチだからだ。